プレス リリース

大阪府「令和5年度カーボンニュートラル技術開発・実証事業費補助金」に採択

株式会社EX-Fusion

 株式会社EX-Fusion(取締役社長: 松尾一輝、以下「EX-Fusion」)は、大阪府の令和5年度カーボンニュートラル技術開発・実証事業費補助金に係る公募に、「産業分野のエネルギー高効率化に寄与するハイパワーレーザーシステムの高精度ターゲット連続供給照射技術開発・実証」を提案し、採択されましたことをお知らせいたします。
EX-Fusionは、日本国内におけるレーザー核融合の実用化を推進しています。高出力・高繰り返しレーザー技術と連続ターゲット供給装置、最先端の光制御技術を組み合わせることで、世界初の商用レーザー核融合炉の実現を目指しています。また、エネルギー分野にとどまらず、光産業分野の技術開発にも貢献していきます。

  1. 採択の理由

    大阪府新エネルギー産業振興施策審査会カーボンニュートラル技術開発・実証事業部会において、EX-Fusionの提案は万博での披露の有効性や実現性、技術面の新規性や優位性、温室効果ガス削減効果、市場優位性や費用対効果等の観点から審査され、適切であると評価されました。

  2. 概要

    EX-Fusionは、本事業でハイパワーレーザーシステムの設計、構築、開発実証に取り組み、万博期間で披露することを目指します。このシステムは、エネルギー効率の良いハイパワーレーザーを使用し、光産業の基盤技術となるものであり、短期的に事業化が可能です。部品加工や半導体製造などの生産工程や試験分析など、幅広い分野でCO2排出削減に貢献することができます。EX-Fusionは、大阪で新たな光産業を創出し、万博を通じて世界の注目を集め、大阪から世界に飛び立ちたいと考えています。令和5年度では、1秒間に1回以上の連続的なターゲット供給と、供給されたターゲットに対して誤差10ミクロン以内の精度でレーザーを照射するシステムの開発試作と実証を行う予定です。

  3. 今後の展開

    このシステムは、レーザー実験の高効率化に寄与し、短期的には装置販売による事業化が期待されます。この分野は宇宙、ものづくり、医療分野など多様な産業領域を包括しており、本システムはこれらの応用技術の開発スピードを飛躍的に高め、中期的には日本が世界に先駆けて新しい光産業を開拓する上で欠かせない存在となると考えています。また、ものづくり中小企業と連携して装置の構成部品の製造を依頼し、EX-Fusionはシステムインテグレーションに特化することで、大阪府内の中小企業のビジネス拡大に貢献します。

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